|
「アニマルウェルフェアで成績を上げる」をテーマに
「養豚塾」2009年第1回講座開かれる

久々の養豚塾の講座には多数の養豚生産者の方々が参加しました
6月19日、20日の両日、「アニマルウェルフェア(動物福祉=ミニマムストレス)で成績を上げる」をテーマに、都内で養豚塾(山下哲生塾頭)の2009年第1回講座が開かれ、養豚生産者の方々が熱心に受講されました。養豚塾は、「答えは現場にある」をモットーに、山下塾頭が国内外の養豚現場の最新情報を提供するとともに、養豚家ら参加者間の情報交換などを行う場として随時開催されてきた講座です。久々の開講となった今回の講座の目的などにについて山下塾頭は、「アニマルウェルフェアが日本でも話題に上るようになり、今年3月には『アニマルウェルフェアの考え方に対応した豚の飼養管理指針』が示されましたが、実際には、まだ『欧米で潮流になってきたから日本でも』の認識ではないでしょうか。しかし、欧米の生産者がアニマルウェルフェアを受け入れているのは、有機農業、自然との調和を求める社会の動きのほか、アニマルウェルフェアの実践で養豚の成績が上がってきているという側面が強くあります。これまで日本では成績が上がるのは、豚や飼料、施設、システムによるものだと考えられてきましたが、アニマルウェルフェア、つまり動物と人間の関係を見直せば成績は上がるということを改めて検討する必要があると思い、今回の開講に至りました」と説明しました。
講座ではまず、アニマルウェルフェアを支えるコンピューター給餌システム、フリーストール(母豚群給餌システム)についてフジ化成滑ヨ東支店長の村松良治氏と葛ヲ同インターナショナル機械部課長の宮川英明氏がそれぞれ説明。昨年から母豚群給餌システムを導入した島田農園(新潟県中魚沼郡津南町)の島田福徳さん(米国で1年間の研修を経験)と、デンマークでアニマルウェルフェアに基づく飼養方式で1母豚30頭出荷を実現している農場で1年間研修を受けた(有)八王子安澤畜産(茨城県坂東市)の平田里美さん(現在、潟|ーク行田農場で分娩を担当)が事例報告を行いました。2人はともに20代で、積極的に新しい技術を習得し実践している養豚の担い手の報告に参加者は熱心に耳を傾けていました。
1日目終了後は恒例の夕方交流会が開かれ、山下塾頭が代表を務める牛蕪リ振興エージェンシーのブリティッシュ・バークシャー(英国黒豚)ほか、梅山豚など3種類の国産のブランド豚肉の食べ比べが行われ、参加者がそれぞれの豚肉の味や肉質、食感などを評価しました。
翌20日は山下塾頭が、日本における放牧養豚の実践やアニマルウェルフェアの原理原則、放牧養豚の基礎などについて説明。(農)富士農場サービス代表の桑原康氏からも、放牧養豚の事例などが報告されました。
講座の詳細につきましては、追ってこのホームページにて紹介させていただくと同時に、月刊養豚情報8月号にも掲載させていただきますので、どうぞご期待ください。
|